心の病
鍼灸と臨床心理学の応用でカウンセリングだけでは長くかかっていた
心身症や神経症などの疾患も、飛躍的に治療期間が短縮されました。
ストレス社会の中で心を病む方も非常に多くなりました。性格的な要因もありますが、
心の緊張が長く続いて、不安、抑鬱、強迫観念などが続く神経症状に陥ることがあります。
神経症
【不安神経症】
動悸やめまい、息苦しさ、不安などに襲われて人ごみの中で倒れそうになったり、
また激しい吐き気で嘔吐し、人前で恥ずかし思いをしたという経験はないでしょうか?
一度こういう目に遭うと、また同じようになるのではと心配して、
満員電車や乗車区間の長い電車に乗れなくなります。また外出するのさえ困難になります。
【強迫神経症】
ある些細な考えや観念が頭の中に浮かんでこべりついて離れず、
それが不合理なことと分かっているのに強迫行為を繰り返してしまいます。
例えば、外出時に火の始末や戸締まりが気になって何度も確かめてしまい、
確認のために外出準備にとても時間がかかるというものです。
【視線恐怖】
ある一定の物や状況に対して不安感や気がかりな気持ちが強く働きます。
人の視線が恐く、スーパーなどの買い物や1人での外出が困難に感じられます。
【赤面恐怖】
人前で顔が赤くなるのではという心配により、人前で喋ったりすると顔が真っ赤になります。
【閉所恐怖】
お風呂や狭い場所では、ドアやカーテンを開けていないととても不安になります。
患者自身も明確に意識していない心理的葛藤や欲求不満を
身体症状や精神症状で表現している病態で、
身体症状が主となる症状を転換ヒステリーといいます。
知覚や感覚の消失、声が出ない、歩けないなど多彩な症状を呈します。
近年では、燃え尽き症候群やパニック障害といわれる病気も増えてきました。
心身症
人間の心と身体は別個に存在するわけではなく、常に相互に密接に関係し合っています。
身体の具合が悪いときは精神的にもすっきりせず、精神的に不調なときは
身体の病気にもなりやすい物です。その中で、特に精神的な要因が強く関与している
身体疾患を心身症として区別されます。
心身症の人は一般的に身体症状について悩むことはあっても、
それが精神的な問題から起こっているということには気づかない傾向にあります。
気管支喘息や過換気症候群、頭痛、めまい、不眠、円形脱毛症、過敏性腸症候群などです。
治療をすすめるにあたり、たんに身体的治療のみならず、
精神的な治療が不可欠と考えられます。
心の病気には、心が原因で起こる病気ですが様々な肉体的症状を伴います。
不眠、肩こり、足が冷える、むくむ、腰や膝が痛い、生理痛、生理異常、
頭痛、ふらつき感、胃痛、便秘や下痢などの胃腸疾患などです。
一見、身体的症状だけと思われる疾患も精神的な要因が強く関与していることも多いのです。
これらの身体的症状は針灸治療で平行して改善することが出来ます。
またイライラや不安、落ち込み、憂鬱などの精神状態も針灸治療で改善することが出来ます。
ですから心理療法だけで治療を行うより、改善がとても早くなりました。